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ドイツでの学生生活とシッター経験 🇩🇪 🎓


こんにちは、Seriです 🌸


**私のドイツへの旅路は、スイスを訪れたときに感じたドイツ語への不思議な魅力から始まりました。**


最初はただの好奇心でしたが、それはやがてハイデルベルク大学で社会科学を学びながら、住み込みのナニーとして働くという機会へと広がっていきました。


その過程で、思いがけない困難や個人的な喪失も経験しましたが、新たな情熱と生涯の絆も見つけることができました。


これは、異国の地で学び、働き、自分自身と向き合った私の物語です。



### はじまり。


数年前にスイスを訪れた際、ふとしたきっかけでドイツに立ち寄ったとき、特に理由もなくドイツ語やその雰囲気に恋をしました。


「また訪れてみたいな」と思い、日本に帰国してから、アプリを使って独学でドイツ語の勉強を始めました。いつかこの言語が新しい扉を開いてくれるかもしれない、そんな予感があったのです。


私は神戸出身で、大学は京都で社会科学を専攻していました。


その大学で、ドイツへの交換留学プログラムに応募することにしました。京都大学はとても協力的で、ハイデルベルク大学への申請、書類の手続き、住まいの手配や奨学金の情報など、たくさんサポートしてくれました。


---


### オーペアという選択肢。


渡独前、すでにヨーロッパに留学していた先輩たちから、ドイツでオーペアとして働いた経験を聞き、「私もやってみたいな」と思いました。


調べてみると、文化や言語に触れるにはとても良い方法でしたが、ビザの関係で少し複雑でした。


そんな中、あるご家庭がミニジョブの契約で私を受け入れてくれることになり、ナニーとして働くことが実現しました。


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**ナニーとして働きながら国際学生でいることのメリット:**


🌸1. **文化への没入**:現地の家庭に暮らすことで、文化や言語に深く触れることができる

🌸2. **実務経験**:子どもと接するスキル、責任感、コミュニケーション力が育まれる

🌸3. **経済的な支え**:学業と両立しながら生活費を補える

🌸4. **語学の上達**:日々のやりとりでドイツ語が自然と身につく

🌸5. **自己成長**:働きながら学ぶことで、忍耐力や自立心が養われる

🌸6. **人間関係**:ホストファミリーや他の人たちとの絆ができる

🌸7. **柔軟性**:学期の合間には旅に出たり、新しい体験をする時間がある



### 渡独準備とお別れ。


出発の準備はとても大変でした。特に、出発直前に母が重い病気になってしまったのです。


それでも母は「行きなさい、それがあなたの未来に繋がるから」と言ってくれました。私も希望を持って旅立ちましたが、ドイツに到着して数週間後、母は亡くなってしまいました。


私は日本国籍なので、最初の90日間はビザなしで滞在でき、交換留学が始まってから学生用の滞在許可を申請しました。


出発前には、大好きな友達とお別れ会をして、父と兄が空港まで見送ってくれました。母の回復を信じていた分、胸が痛かったけれど、新しい旅立ちへのわくわくもありました。



### ドイツでの生活のはじまり。


ドイツに到着後、まず住民登録と滞在許可の申請で、ハイデルベルクの外国人局に行きました。ドイツの書類仕事は少し大変でしたが、頑張るしかありませんでした。


最初は男女別のバスルームがあるシェアハウスで10人ほどと一緒に暮らしました。でも、人が多すぎて少し疲れてしまい、孤立気味に…。


その後、ついに働くことになるホストファミリーと一緒に住み始めました。


彼らには、生後6か月の赤ちゃんがいて、私は彼のことを**「ベアリくん」**と呼ぶことにしました。


### ベアリくんとの日々。


私は正式なナニーの資格はありませんでしたが、日本で0〜3歳の子どもたちと関わった経験がありました。


家族は私を理解してくれ、温かく迎えてくれました。ベアリくんもすぐに慣れてくれて、特に寝かしつけは最初こそ苦労しましたが、少しずつ信頼関係ができてきました。


私にはゲストフロアが用意されていて、専用のバスルームとキッチン付きの部屋で、とても快適でした。自分のスペースがあるおかげで、勉強と仕事のバランスがとりやすくなりました。


家族は親切で優しいけれど、お母さんが完璧主義なところがあり、期待に応えるのが難しい時もありました。



### 勉強と仕事の両立。


私は「トランスカルチュラル・スタディーズ(文化横断学)」を専攻していました。この学問はとても興味深く、時には難解でしたが、遠く離れたドイツでの生活に支えとなっていました。




### 私の1日。🎓👶🏻


**7:00** – 起床と朝の準備

シャワーを浴びて、朝食にパンケーキやフレンチトースト、果物を軽く食べます。


**7:40** – 大学へ出発

バスに乗ってハイデルベルク大学へ。音楽を聴きながら窓の外を見るのが好きな時間。


**8:00** – 講義開始

文化、移民、ポストコロニアル理論、メディアなどを学びます。東アジアやヨーロッパを事例にした授業は特に興味深かったです。


**12:00** – 家でランチ

家族と一緒に手作りのランチ。美味しくて、ほっとする時間です。


**13:30** – ベアリくんと遊ぶ時間 👶🏻

一緒に遊んだり、お散歩に行ったり。ときどき機嫌が悪いこともあるけれど、すぐに笑顔に戻ります。


**17:00** – 家族とゆったりした時間

少し手伝ったり、おしゃべりをしたり。のんびり過ごすひととき。


**18:00ごろ** – 勉強や自由時間

大学の課題をこなしたり、疲れているときは音楽を聴いたり、家族や友達と連絡を取ったり。


**19:00** – 夕食

簡単な日本料理を作ったり(おにぎり、味噌汁、卵焼きなど)、ドイツ料理に挑戦したり。最近は和と洋を組み合わせた料理も楽しんでいます。


**22:00** – 就寝前のリラックスタイム

ストレッチや読書、日記を書いたりして一日を振り返ります。


※日によっては早く終わることもあり、スケジュールは柔軟に変わります。


### 文化横断学の学び。


ナニーとして働きながら学ぶことは大変ですが、本当に多くのことを学び、成長できる貴重な経験になっています。



### 自由時間と素敵な出会い。


ドイツで出会った韓国人の留学生と仲良くなり、一緒にバイエルンを旅したり、**エアリアルダンス**に挑戦したりしました。これが今では私の一番好きなアクティビティの一つです。


休暇中には、家族がドイツに来てくれたり、スイスに住むいとこに会いに行ったり、マルタ旅行にも行きました。


滞在許可のおかげで、学期の合間にはもっと働ける時間もあり、ヨーロッパでの経験をさらに深めることができました。


---


この経験は、ただの留学以上のものでした。


心の痛みや孤独も乗り越え、自分自身と深く向き合いながら、学び、働き、生きることを体験できました。ドイツという異国の地で、私は少しずつ、自分らしさを取り戻していったのです。



もしあなたが似たような道を歩みたいと思っているなら、私はこうアドバイスします:


**迷わず挑戦してみてください。**


困難もあるけれど、それ以上に、自分を知り、人と繋がり、人生を豊かにする出会いが待っています。



 
 
 

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